大庭 三枝

教育実践学分野

表現

専門領域

表現教育(身体表現を主に)と教材開発研究、比較保育・教育(フランス語圏を中心に)、平和教育


研究テーマ


研究の詳細

私は、フランスの在外教育施設(中・高)の社会科(現在の地歴・公民科)・保健体育科の教員としてキャリアを開始し、並行してフランスの大学院で日仏の教育を比較研究してきました。在仏中の1995年原爆投下50年のシンポジウムに広島県出身者として登壇した際、フロアとの議論から行動化につながる平和教育の必要性を痛感し、帰国後、被爆者や戦争体験者から直に話を聴きとり子ども対象の教材(紙芝居・歌・身体表現等)を開発、それらを活用した実践研究を続けています。この実践研究はOMEP(世界幼児教育・保育機構) ESD AWARD 2019を受賞し、それをきっかけに研究フィールドは世界各地へ広がり、現在海外の研究者らと幼児教育や平和教育に関する共同研究を行っています。一方、国内では、戦争体験者や戦後復興期の保育・教育・養成について関わってきた方々のお話や地域の風土から、文献や資料の行間を丁寧に繋いでいくことも研究しています。


主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。


指導可能なテーマ

海外、特にフランス語圏およびヨーロッパの保育・教育に関すること、地域資源を題材とした教材開発と指導法に関すること、子どもを対象とした平和教育に関すること等が指導可能なテーマです。同じ年齢の子どもたちが他国ではどのような保育・教育環境にあるのか?それに携わる保育者・教育者は?教材は違う?日本の保育・教育の特徴は?などなど、日本のシステムを客観視するためにも、子ども対象の研究視野を広げ、一緒に考えていくことを楽しみにしています。そのために、まずは英語(必要ならフランス語)での文献検討および、国際学会への参加など、大学院ならではの学びも応援したいと思います。


これまでに指導した修士論文題目

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